ゼナ・ディクスロック・アラームにはケースが付属していません。
バイクに乗る時には使用しないものなので乗る時はどこかに収納しておかなければなりません。説明書を見るとバッグに入れて持ち運ばずにヘルメットケースなどに入れてくださいと書いてあります。
おそらく、バッグだと他の物が挟み込まれてセンサーを作動させるからではないでしょうか。
SR400にはヘルメットケースどころか収納スペースは全くありません。
なので、シートバーに付けるケースを作るしかありません。
私は趣味でレザークラフトをやっているので(我流)レザーのケースを作ります。
このディスクロックの形状はケースが作りづらいので、イメージを何度もしました。そして、それを元にイメージ図を書き必要な部品の展開図を書きました。
革以外にベルトのバックルとフタの金具のサシコミが必要です。
ディスクロックのサイズを測り、展開図を元に型紙を起こします。
私はいつもインクスケープと言うソフトを使って図面を書き、厚手の紙にプリントアウトします。
型紙を切り、革に書きこみます。
ディスクロックはかなり重いので厚めの革を使いました。バイクのバッグは黒が多いのでこのケースは生成りの物を使いました。(ただ単に余った革があっただけなんですけど。)
ベルトのコバをトコノールで磨きます。他の部分は出来上がってからです。
バンドの尾錠を取り付け、縫います。
出来上がったバンドを本体裏面にボンドで貼り付け、菱目で穴をあけたのち糸で縫って行きます。
側面の革の折り曲げる部分と縫い合わせる部分に線を引き、折り曲げる線を折り曲げローラーで癖をつけます。
前面の革と側面の革を合わせ縫いますが、側面の革が曲がっていくので少しずつボンドをつけ、穴を開け、縫い合わせて行きます。
裏面の革と側面の革も先ほどと同じように縫い合わせて行きます。
さしこみとつまみの革を取り付けます。
最後に内側の金具でディスクロックが傷つかないように金具を隠す革をボンドで貼り付けて出来上がりです。
出来上がったのですが、尾錠が大きすぎたのと、バンドの取り付ける位置が悪かったのでグラブバーの側面に取り付けるのがちょっとしんどいです。
ん~、ここが無難かな?
暫くはここです。
今度、バンドを交換して改良したいと思います。