W800のアンコ抜き2


では、タッカーの針を外します。
外すのにマイナスドライバーで外すのですが、そのままではドライバーの先が針の下に入りません。
ドライバーの先をヤスリで削り薄くします。

針を外す

タッカーの針を外し、シート生地をめくります。

シート生地外し

ウレタンを削っていきます。
大きく削る時は鋸などで削るのですが、削り過ぎてしまうとクッションが悪くなりお尻が痛くなるので注意が必要です。

私が試して良かったのは木工用のヤスリです。

アンコ抜き道具

ヤスリで削るにしても力を入れずに表面を撫でるように少しずつ削ります。
力を入れてしまうとウレタンが割れてしまいます。
もう一点注意する事は削ったウレタンのクズをマメに取り除く事です。ウレタンのクズが絡んで割れの原因になります。

削る

大まかに削れたらシート生地を戻し、バイクにセットし座り心地を試します。

これを繰り返します。
時間をかけて少しずつ削る様にします。
とにかく時間をかけるのがコツです。

最後にウレタンの表面を細かい紙やすりで整えて滑らかにし、シート生地を被せます。

次はタッカーでシート生地を止めて行きますが、シートの張り具合(テンション)が一番難しいです。

SR400の時はシート生地を張りすぎて、変な感じになったので、W800では逆に緩くし過ぎてしまいました。
様子を見ながら慎重にタッカーの針を止めていってください。

タッカーの針を止める時の注意点はタッカーを密着させる事です。
指で抑えて針を打ち込みます。

タッカー

完全に打ち込めなかった時は金槌で針を打ち込みます。

針が入らない

作業自体はそれほど難しくありません。
とにかく焦って削らずに時間をかける事が重要です。
ほんの少しあんこ抜きをするだけで足つきが改善されるので、一回で完全にするのではなく、少しだけして一度ツーリングに行く。
それで満足出来なかったらもう一度あんこ抜きをするくらいの方が良いと思います。

アンコ抜き前
足着き

アンコ抜き後
足着きアンコ抜き後

見た感じはそんなに変わりませんが、ちょっとのアンコ抜きでかなり楽になりました。

W800のアンコ抜き
W800のアンコ抜き1
W800のアンコ抜き2
W800のアンコ抜き感想

SR400のアンコ抜き(過去ブログ)
アンコ抜き1(道具)
アンコ抜き2(シートの生地を外す)
アンコ抜き3(削る位置を決める)
アンコ抜き4(ウレタンスポンジを削る)
アンコ抜き5(ゲルシート、低反発ウレタン)
アンコ抜き6(シートの生地を張る)

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