バイク車載のアクションカメラの振動対策 その2


現在、サスコンマウントを手に入れることはできません。
ならば、自分で作ろうではないか!

Do it yourself!!

ネットの写真でサスコンマウントを見ると、もともと、コンデジ用に作られたのか横長です。
しかし、HRD-AS50は縦長なので、それに合わせた形に変更。

一番問題なのは素材を何にするかです。
木材で、似たようなものを作った方がいるようですが、失敗に終わったと書いてありました。
確かに木材は加工が楽ですが、どうでしょう?
コンパクトで、それなりの強度で加工し安いとしたら、アクリル板で作るのがいいでしょう。

サスコンマウントと同じようなアルミを削り出して作れれば見た目もいいのですが、アルミの加工は素人には難しいですし、プロに頼むとお金がかかる。
その上、まだ成功するとは限らないので、やっぱりアクリル板で加工します。

かんたんな図面を作ることにします。
と、言ってもちゃんとした図面はかけません。

ましてや、物理学(?)や力学を勉強したのではないので、理論に基づいた設計なんてできません。
感覚で設計します。
しかし、感覚だけでは心もとないので、いろいろとネットで調べました。

今まで防振装置を作られているのを見ると、圧縮コイルばね(またはそれに類するもの)を使っておられます。
サスコンマウントは引っ張りコイルばねなのでそこに何か違いがあるのではないでしょうか?

ネットでとある説明を見つけました。(URLを忘れてしまいました。)
「2Lのペットボトルを両手に持ってジャンプすると、何も持っていないときに比べジャンプができない。それは重さのあるものはその場にいようとする力が働くからである。」

この説明が頭から離れません。
と、いう事はカメラの台にある程度の重りを載せれば振動に対して有効なのではないか?

今まで多くの方が作ってきた振動防止装置のように、カメラを備え付けた台の下に圧縮ばねを使った場合は、カメラの台に重りを載せた場合、ばねが縮みすぎてばねの可動域が小さくなる。
ばねをその力に負けないようにばねを強くしたら、カメラの台が動こうとする力を打ち消してしまう。
小さな振動にはこれでも問題は無いと思いますが、大きな振動には効かないのでは無いかと考えます。
さて、この考えが合っているのかはわかりません。

これらを考えると、重要になってくるのが重りの重さとばねの強さです。
これに関しては実験をしてみないと分かりません。

で、書いたのがこの図面です。

耐振マウント図面

ばねは1つにしています。
そして、縦長です。

実際に制作してみましょう!

バイク車載のアクションカメラの振動対策 その1
バイク車載のアクションカメラの振動対策 その2
バイク車載のアクションカメラの振動対策 その3
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バイク車載のアクションカメラの振動対策 その1


私のバイクにはドライブレコーダーを付けているのですが、スクリーンの内側に付けているために、映像がキレイではありません。
何かあった時として付けたので映像の良し悪しは考えておらず、ツーリングに行った時も思い出として観れればと思っていましたが、やはりキレイな映像を記録したいと思いだしました。

そこで、バイクでの走行映像を撮る為にソニーのアクションカム「HDR-AS50」を買いました。
以前にテストを兼ねて、和歌山県の白崎海洋公園に行ったのですが、振動がひどく映像を長時間見ていられません。
それもそのはずで環境が悪かった。

まず、バイクはカワサキ・W800、バーチカルツインでバイクとしては振動が多い。
アクションカムの設置はミラーの根元にハリケーンのクランプバーを取り付け、そこにハンドルバーをはめアクションカメラをマウントしました。
もともと振動の多いバイクにクランプバーでカメラをマウントしたために、アイドリング時の揺れも大きい。その上、走行時の振動もあります。
とりあえず、ハンドルマウント固定のラバーを防振ゴムに変えたら治まるのではないかと考え、いろいろと探しました。
そして見つけたのは和気産業の「ハネナイト」です。

映像は無いですが、あまり変わりないですね。

ハンドルにそのままマウントしていれば、効果があるのかもしれないですが、クランプバーを噛ましているのであまり変化は見られません。
アイドリング時の状態を見ればクランプバーが大きく揺れています。
クランプバーに穴が開いているのでそこからステーでどこかに固定すればクランプバーの揺れが少しでも収まるのではないかと考えました。
いかし、クランプバーから固定するところが見当たりません。
ステーが使えないので、ワイヤーで固定するしかありません。

ハンドルマウント

なんか振動対策を考えねばとネットを見ていると、自作で耐振マウントを作っておられる人もいます。
単純にケースを作り、低反発素材を内側にセットする方、ラジコンカーのサスペンションで振動を吸収させようとする方。
マグネットでサスペンションを作る方など様々ですが、いまいちピンときません。
なぜかと言うと、振動でもいろんな振動があると思うのです。

私のダブ子(W800)でいうと、アイドリング時の振動、走行中の振動、ギャップなどを踏んだ時の振動。
つまり、大きな振動と細かい振動があると思うのです。

大体の方が作っておられる耐振装置は細かい振動は吸収してくれると思うのですが、大きな振動を吸収出来るようには思えません。
私も最初は他の方々と同じようなことを考えていたのですが、ある映像を見てから考えが変わりました。

それはサスコンマウントの映像です。

荒れたダートでも全然ゆれていません。
しかし、他のサスコンマウントの映像を見ると、振動している方の映像もあります。

サスコンマウントとやら何ぞや?

現在は販売されていないようですが、ワンオフで作られたものをヤフオクで販売されたようです。
アクションカメラが一般的ではなかった頃のようで、デジカメを取り付ける為に横長の形状になっています。
いままでの振動防止とは考え方が違うようです。
いわゆる、そば屋さんの出前機の構造に近いのではないでしょうか?

大きな振動と細かな振動両方、防ぐことはできるのではないかと思います。

ん~

これをアイデアにソニーのアクションカムに対応したものを作れないか?
形状は難しくはなさそうです。

何とか自作してみることができるんではないかと思案します。
ダメもとで挑戦してみましょう!

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