バイクグッズを自作する。(レザークラフト)


以前にディスクロックアラームのケースを作りましたが、レザークラフトも趣味の一つです。
趣味と言うより実益では無く、実用。
「気に入った物が無ければ作ってしまえ!」と言う所です。

そう言うと「器用やから作れるねん。」と、言われるのですが、みんなが考えるほど難しくありません。
要は仕上りにどのレベルを求めるかです。
本職の職人さんのレベルを求めるとそれは無理!と、なりますが、「使えたらええねん!」と、言うレベルなら決して難しくありませんし、揃える道具もそんなに多くありません。

既製品を買った方が楽ですし、安いです。
しかし、サイズやデザインが気に入らない場合は自分で作るべきです。

最低レベルだと、革を切って、縫い穴を開け、糸で手縫いするだけです。
最高レベルは革の裏(銀面)、コバ(革の切り口?)の処理などなど細かな点が数多く有ります。

職人さんに言わせると小物の方が難しいようですが、最低レベルで作るなら最初は小物の方が初め安いでしょう。

サイドバッグを作ろうかなと考えているのですが、ネットでは自分で革で作ったと言う情報があまりありません。1件自分で革で作ったと言う方がおられましたが作ったと言う書き込みのみでした。

私もディスクロックアラームのケースをアップした時は簡単にアップしましたが、別の機会にみなさんも出来るように詳しく載せたいと思います。

サイドバッグが欲しい


SR400はネイキッドの為に収納がほとんどありません。

サイドの工具入れとシート下の車検証入れしかありません。

工具入れは最低限の工具しか入らないので、心配性の私としては予備のバルブやパンク修理剤、荷造りコードなどを入れるバッグが欲しいと思っています。

先日のツーリングに行った時もタンクバッグにパンク修理剤、予備のバルブ、ランプ、予備のレバー2本、そしてかさばるレインウェア、タオルなどを入れると目一杯です。
その為お土産はほとんど買えませんでした。

バイクに乗る時にいつもタンクバッグにこれらを詰めて出かける訳にもいかないのでサイドバッグが欲しいと思っています。

しかし、思った様なバッグがない。
サイドバッグのデザインを見るとアメリカンに合う様なものばかり。

ネットでSR乗りの女性の方が別注でオーダーされているものを見ましたが、カッコイイ!
でも、高かったでしょうね。

やはり自分で作るしかないか!

サイズを測って色々と考えていますがまとまらない。
それに今まで作って来た小物と違うので革も高くつく。
もうしばらくかかりそうです。

ディスクロックケース 自作レザークラフト


ゼナ・ディクスロック・アラームにはケースが付属していません。

バイクに乗る時には使用しないものなので乗る時はどこかに収納しておかなければなりません。説明書を見るとバッグに入れて持ち運ばずにヘルメットケースなどに入れてくださいと書いてあります。

おそらく、バッグだと他の物が挟み込まれてセンサーを作動させるからではないでしょうか。
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SR400にはヘルメットケースどころか収納スペースは全くありません。
なので、シートバーに付けるケースを作るしかありません。

私は趣味でレザークラフトをやっているので(我流)レザーのケースを作ります。

このディスクロックの形状はケースが作りづらいので、イメージを何度もしました。そして、それを元にイメージ図を書き必要な部品の展開図を書きました。
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革以外にベルトのバックルとフタの金具のサシコミが必要です。

ディスクロックのサイズを測り、展開図を元に型紙を起こします。

私はいつもインクスケープと言うソフトを使って図面を書き、厚手の紙にプリントアウトします。
型紙を切り、革に書きこみます。

ディスクロックはかなり重いので厚めの革を使いました。バイクのバッグは黒が多いのでこのケースは生成りの物を使いました。(ただ単に余った革があっただけなんですけど。)

革を切り取ります。
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ベルトのコバをトコノールで磨きます。他の部分は出来上がってからです。
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バンドの尾錠を取り付け、縫います。

出来上がったバンドを本体裏面にボンドで貼り付け、菱目で穴をあけたのち糸で縫って行きます。
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側面の革の折り曲げる部分と縫い合わせる部分に線を引き、折り曲げる線を折り曲げローラーで癖をつけます。

前面の革と側面の革を合わせ縫いますが、側面の革が曲がっていくので少しずつボンドをつけ、穴を開け、縫い合わせて行きます。
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裏面の革と側面の革も先ほどと同じように縫い合わせて行きます。
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さしこみとつまみの革を取り付けます。
最後に内側の金具でディスクロックが傷つかないように金具を隠す革をボンドで貼り付けて出来上がりです。

出来上がったのですが、尾錠が大きすぎたのと、バンドの取り付ける位置が悪かったのでグラブバーの側面に取り付けるのがちょっとしんどいです。
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さて、どうしよう?
後ろに着けてみました。
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ハンドルバーに着けてみました。
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ん~、ここが無難かな?
暫くはここです。
今度、バンドを交換して改良したいと思います。