W800 とりあえずインプレッション2 つづきです。
エンジン
W800の排気量は773ccでW650は675ccなので98ccのエンジンアップです。 150ccではないんですね。
それやったらW750でもええんちゃうのと思ってしまうのですが、切り上げた排気量を名前にするのが普通でW650の方が珍しいと言う事です。 でも、おじさん世代としては「ナナハン」と言う響きには憧れを感じてしまいます。
ちなみにSR400の排気量は399ccなので約倍の排気量のバイクに乗り換えた事になります。
最高出力 W800 / 35kW(48PS)/6,500rpm SR400 / 19kW(26PS)/6,500r/min
最大トルク W800 / 62N・m(6.3kgf・m)/2,500rpm SR400 / 29N・m(2.9kgf・m)/5,500r/min
私はあまり詳しくないのでこのデータをみて約倍やな!と言うくらいしか感想はありませんが、ネットでよく言われているW800は最大トルクの回転数がとても低い事は分かります。
低い事が良いようには書かれていませんが、実際にツーリングに行くと走っている時は2000回転から3000回転でしか走っていなかったので2500回転で最大トルクが効くと言うのは理にかなっているのではないでしょうか?
140km、150kmを出すならばもっと高い回転数の方がいいのでしょうが、W800はゆっくり走るバイクなので十分です。
たしか80km/hでも3000回転くらいだったと記憶しています。
高速走行
私はバイクが好きなくせにスピード恐怖症です。
SR400に乗っている時は70km/h出すと怖くてなりませんでした。
さて、W800はどうか? どうかと言ってもそんなにまだスピードは出していませんが、実際に走ってみると90km/hになると怖くなって来ました。
60〜70km/hで走っているのが一番気持ちがいいです。 80km/hでの巡航は緊張です。(あくまでスピード恐怖症の私の感想なのでW800の性能とは関係ないので。)
70km/hで巡航している時に追い抜きをしましたが、ストレスなく追い抜きをすることが出来ました。
ただ、80km/hで巡航している時や、加速をする時に身体に当たる風はきついです。ウインドスクリーンは絶対に必要ですね。
熱
大型バイクでは仕方がないのですがエンジンからのは熱はやっぱり辛いです。
熱いのが嫌やったら乗るなとネットに書いておる人もいますが、W800で気になったのが右側のあしがやたらと熱いんです。
もちろん走っている時はどうも無いですが、信号などで止まって右足をステップに乗せていると、とクランクケースからの熱で右足だけが熱くなるんです。ですから、止まっている時はついつい右足を地面に着いて左足をステップに乗せています。
走っている時、ステップの足を挟み込むようにする為にクランクケースに靴があたり、熱のためにクランクケースに汚れ(?靴の色?)が付きます。
それがまた落ちない。 なんかいい解決方法はないでしょうか?
その他、細かい点ですが気付いた箇所があります。
ステップのゴムの端っこがちょっと盛り上がっているんですね。
ステップから足を外す時にズボンの裾が時々引っかかります。まだ、それで転けたことはないですが、いずれ立ちゴケをしてしまいそうです。
ハザードのボタンがSR400とは違います。
ハザードを着ける時は押せばいいのですが、消す時は引かなければなりません。
SR400だと消す時も押すんですけどカワサキ全般にこんな作りなんですかね。
W800のオドメーターがデジタルです。って、今は当たり前なんですが私が乗っていたSR400はアナログだったので嬉しいんです。
しかも、時計が付いている。
ただ、欲を言えばトリップメーターとオドメーターと2段表示だったらもっと良かったんですけど。
これも他のバイクはどうかは知りませんがシートを外す時に鍵だけで外せるのは便利ですね。
SR400はネジ止めなのでシートを外すのに不便でした。
クラッチ、ブレーキレバーに距離のダイヤル調整が付いているの嬉しいです。
いいことばかり書きましたが、難点はサビです。
3年落ちを中古で買ったのですが、サビが所々で出ています。特にマフラーの固定部。
これは前所有者の扱いが悪いのか、カワサキだからなのかはわかりませんが、カワサキはサビが出やすいと言う事ですので手入れを欠かさないようにします。
最後にW800はゆったりと走ろうと思っている人にはうってつけのバイクです。
普段使いにもできるし、ツーリングに行っても余裕のあるエンジンで走っていて気持ちがいいです。
W1の血を受け継いでるので優越感も感じられ、先に書いた私の希望を叶えてくれています。
SR400に乗っていた時よりも、バイクに乗りたくてうずうずしています。
W800とりあえずインプレッション1