アンコ抜き5(ゲルシート、低反発ウレタン)


削り終えたらゲルシートと低反発ウレタンスポンジをカットします。
ゲルシートは3mm、低反発ウレタンは10mmを用意しました。
1gel
2sponge

最初は縦を長く横を短めにしたのですが、生地を被せると縦も横も段が出来そうです。
3sponge

そして、10mmの低反発ウレタンだとあまり低くなりそうになかったので、5mmの低反発ウレタンを新しく買って来ました。

そして、前後が埋まるようにもう少しウレタンスポンジを削りました。
4gride

ゲルシートの縦を少し切り、低反発ウレタンの縦はゲルシートに合わせ、横幅は広い目にカットしました。
5gel

6sponge

一度、生地を被せシートをバイクに戻し座ってみます。
低反発ウレタンの10mmと5mmとの座り心地がどうかは分かりませんがSR400の通常のウレタンの座った感じにと比べると雲泥の差です。長距離を乗るには5mmのちょっと固めが良いのではないかと思います。

位置と座り心地、シートの高さに納得できたら生地を張るときにずれない様に数ヵ所だけ低反発ウレタンスポンジの端を少しボンドで接着します。

(このアンコ抜きの方法はブログ主の自己流なのでこれを参考にされる方は自己責任でしてください。)

アンコ抜き1(道具)
アンコ抜き2(シートの生地を外す)
アンコ抜き3(削る位置を決める)
アンコ抜き4(ウレタンスポンジを削る)
アンコ抜き5(ゲルシート、低反発ウレタン)
アンコ抜き6(シートの生地を張る)

アンコ抜き4(ウレタンスポンジを削る)


これからが本命のウレタン削りです。
ウレタンを削ると細かなウレタンくずが出るので、ブルーシートやピクニックシートを引きましょう。
あと、服装もそれなりの服装でする事をおすすめします。

まずは大まかにノコギリで切り取ります。
この後の削り作業でも同じですが軽い力でやって下さい。
1saw

2saw

力を入れすぎるとウレタンが割れたり欠けたりします。
決めたラインのギリギリを切るのでは無く少し手前を切ります。

下げる部分をカット出来たら次は内腿の当たる部分をカットします。
ただ単に着座面を下げれば良いと言うのではありません。SR400はなぜかフラットなシートなので内腿の当たる部分を削ると大幅に足付きが改善されます。

粗削りが出来ると、木工やすり(ワイヤーブラシ)形を作って行きます。
軽い力で!
とにかく慎重に丁寧に削って下さい。
削れたウレタンくずは払いながら削って下さい。木工やすりの場合はそのくずがウレタンスポンジに絡み割れや欠けの原因になるみたいです。強い力だとその絡みが特にひどくなります。
5files

もし、大きく欠けた場合はボンドで接着します。
この作業でシートの形を作ります。
6hole

ここまで出来ましたら、シートをバイクに戻し、座ってみます。
足着きや内腿の当たり具合はどうでしょう。

不満があれば再び削ります。
慌てずに何回でも合わせながら納得の行くまでじっくりと削ります。

で、納得が出来ましたら、今度は仕上げの削りです。
と言うより、細かいメッシュヤスリで表面をならします。
これで出来上がりです。
7grind

8finish

9finish

ゲルシートや低反発ウレタンを使わない場合はこの後にシートの生地を張ります。

(このアンコ抜きの方法はブログ主の自己流なのでこれを参考にされる方は自己責任でしてください。)

アンコ抜き1(道具)
アンコ抜き2(シートの生地を外す)
アンコ抜き3(削る位置を決める)
アンコ抜き4(ウレタンスポンジを削る)
アンコ抜き5(ゲルシート、低反発ウレタン)
アンコ抜き6(シートの生地を張る)